補助具選定のおおよその基準


更新日:2008/3/3

 補助具の選定は、ロービジョン者の見え方とあわせて本人の使用目的に合致する必要があります。選定手順を完全にチャート化することは困難ですが、おおよその目安をたてることは可能です。以下の記述は完全なものではありませんが参考にしていただければ幸いです。

選定の基準にする要素


1.読書視力チャートを使用し近見必要倍率を算定:
(@)朝日新聞の記事を整数倍した読書視力チャート(国立身体障害者リハビリテーションセンター第3機能回復訓練部作成)
(A)MNREAD-J読書視力チャート(東京女子大学小田研究室作成)
(B)ZEISS社の近見視力表
(C)ブラウザ用簡易近見倍率算定CHART


倍率にはさまざまな定義があるため、等価読書距離から眼とレンズシステム全体の等価屈折力を考えると適切な拡大鏡の選定に便利である。また、なめらかな読書を考えるにはじっと見て判別できる文字の大きさの半分の文字(Acuity Researve)が見えるような拡大鏡を考えるとよい。参考:ロービジョン患者に対する近用拡大鏡の処方

2.視野による補助具の選別:
(1) 求心性視野狭窄(読書用補助具だけでなく歩行時の白杖の紹介の必要性もある)
必要倍率が低倍率(1.5X〜2.0X):
[選定例 ESCHENBACHラインルーペ、 CARTONみるぼー] 見る場所が特定できる
ESCHENBACH ラインルーペ

必要倍率が高倍率で羞明がある:
[選定例 拡大読書器を白黒反転にして提示] 2〜3cm程度の文字で視距離を30cm程度にすれば視野10度程度の人でも読める可能性がある
mikamiかくだいくん

(2) 中心暗点
必要倍率が10X以下:
持ち歩きたい:
[選定例 カバー付きの手持ちルーペ] 傷が付きにくい
Nikon Pocket Type Loupe

長時間読み書きに使用する:
[選定例 スタンド付きのルーペ] 手で支える必要がない
COIL スタンドルーペ

必要倍率が10X〜:
持ち歩きたい:
[選定例 ライト付きルーペ] 焦点距離が短いので暗くなる
PEAKライト付き スタンドルーペ

遠見視と兼用したい:
[選定例 近用レンズ付き単眼鏡] 大きくなるが視野がとても狭い
ナイツ単眼鏡トライアルセット

固定された場所で使用:
[選定例 拡大読書器] 電源とある程度のスペースが必要
TIEMAN TWINKLE SPECTRUM

3.拡大読書器を目的別に使い分けたい
携帯したい:
[選定例 TIEMAN TRAVELLER] 充電可能
TIEMAN TRAVELLER

六法全書などの分厚い本を読みたい:
[選定例 ナイツVS1500AF] 7cm程度の本を最高倍率で表示可能
ナイツVS1500AF

倍率を素早く変化させたい:
[選定例 タイムズコーポレーションAV-100] ズームスピードが3段階で変化する
タイムズコーポレーションAV-100

視線をなるべく低くしたい:
[選定例 ミカミTOP-01AFかくだいくん] 前面パネルの操作ボタンが少ない
ミカミTOP-01かくだいくん

4.両手で作業をしたい
特製フレームを使用
ESCHENBACHワークルーペ

普通の眼鏡に近い形
ノーヴェスモノ

5.羞明防止
遮光眼鏡
東海光学STG



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