第6回 ISRS JAPAN meeting
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2002年9月15日(日)
会場:アクトシティ浜松コングレスセンター
浜松は楽器で有名で、駅構内に展示場があり、駅前にはポルトガル語のインターネットカフェがあるなど国際色豊かな街でした。道行く人も南米の若者の姿が目立ちました。
メインテーマ:「老視の矯正」
- 老視矯正の対応 清水 公也(北里大)
- 調節のメカニズム 木下 茂(京都府立医大)
- Monovision vs multifocal IOL 庄司 信行(北里大)
- 白内障に対する調節可能な人口水晶体挿入経験について 藤島 浩(東京歯大・市川)
- 遠視矯正LASK 大橋 祐一(愛媛大)
講演内容の概略
- 1.老視矯正の対応
- 老視矯正には多焦点IOL(同時焦点レンズ?)のような光学的アプローチと、交替視機能を利用したモノビジョンのように視中枢に対するアプローチがある。
- 調節性眼内レンズを見るにはここをクリック。
- 2.調節のメカニズム
- 遠方視調節は交感神経、近方視調節は副交感神経が働き、これは一般的な体の働きとは逆で、それは人間は近方視で安静位になるからである。
- 3.Monovision vs multifocal IOL
- multifocalレンズは片眼だけでも遠見・近見が可能だが像が不鮮明、monovisionの方法は優位眼を遠方に合わせ両眼を使う必要がある。
- 4.白内障に対する調節可能な人口水晶体挿入経験について
- 保険は適用されないが、アンケートを行った結果は普段の生活には眼鏡がいらないとの結果がでて好評である。
- 5.遠視矯正LASIK
- 遠視矯正LASIKは近視の場合よりも照射径が大きく、時間も長くなる。コントラスト感度は昼間では問題ない。